使い方

Sidecar を使わずに iPad を Mac の画面にする

Sidecar は無料で Mac に入っています。使えているならそのままで大丈夫です。この記事は、iPad が別の Apple アカウントだったり、Sidecar が出てこなかったりして使えないときのためのものです。

Sidecar が使えないとき

Apple の説明によると、Sidecar には次が要ります。

  • Mac と iPad が同じ Apple アカウントでサインインしている
  • 2台が 10m 以内にある(またはケーブルでつないでいる)
  • 対応する Mac と iPad で、Wi-Fi・Bluetooth・Handoff がオン

家族の iPad、会社の iPad、別のアカウントの中古の iPad、Mac から離れた場所の iPad では使えません。

用意するもの

  • macOS 15 以降の Mac と Kite for Mac(無料)
  • iPadOS 18 以降の iPad と Kite for iPad(1,500円・買い切り)
  • USB-C ケーブル。Wi-Fi で使うときは両方に Tailscale(個人なら無料)

2台の Apple アカウントは違っていてかまいません。Kite 自体のアカウントもありません。

設定のしかた

  1. Kite for Mac を入れて、2つ許可する

    アプリケーションから Kite を開くと、はじめての設定の窓が画面収録(映像を送るため)とアクセシビリティ(タップをクリックにするため)を求めます。許可すると自動でチェックが付きます。

  2. Kite for iPad を入れる

    一度開くと、つなぎ方の案内が出ます。

  3. ケーブルでつなぐ

    USB-C ケーブルで iPad と Mac をつなぐと、Kite が自分でつながります。ネットワークは使いません。いちばん遅れが少ないつなぎ方です。

  4. Wi-Fi でつなぐ

    両方に Tailscale を入れ、同じ Tailscale のアカウントでログインします。iPad に Mac がカードで出ます。Tailscale のアカウントは Apple アカウントとは別です。

  5. Mac で「許可」を押す

    初めての iPad のときだけ、Mac が許可するか聞きます。2回目からは聞かずにつながります。

ほかのディスプレイと同じように並べる

macOS は iPad をモニターとして扱います。置く場所はメニューバーの Kite から選ぶか、システム設定の「ディスプレイ」で動かします。窓はふつうの外部ディスプレイと同じようにドラッグで移せます。広げずに Mac の画面をそのまま映したいときは、iPad の3本指タップのメニューで「ミラー」を選びます。

Kite にできないこと

  • 60fps まで。macOS が足したディスプレイを 60Hz で描くので、120Hz の iPad でも 60 です。
  • Kite が動いている間は、macOS がメニューバーに紫の画面収録の印を出します。Sidecar 以外のアプリはどれも出ます。
  • 1台の Mac につなげる iPad は1台ずつです。
パソコンで見ているときは、iPad のカメラで読み取ると App Store が開きます。

Kite と Sidecar を並べて比べる →